日本人は、死んだ人を仏にしたり、神にする。よく、テレビで事故で亡くなった人や事件に巻き込まれて死んだ人の仏壇に手を合わせる場面を見る。家族は毎日仏壇に焼香し好きだった食べ物を手向ける。その心情は私にもよく理解できる。草葉の蔭から今生きている身内を見守ってくれているような感じがする。
また、明治時代に活躍した乃木将軍や東郷平八郎を軍神として神社まで作る。
その当時の人にとっては英雄だったのかもしれない。勿論国威発揚のために国策の感じもするが。
でも、これは私はどうかと思う。
先の大戦で亡くなった軍人は英霊として靖国神社に祭られた。東京裁判でA級戦犯として処刑された人々も祭ってある。侵略戦争をして加害を与えた人を神にする。
なんら、戦争の反省が微塵も無い感じだ!!
これを、同盟国であったドイツで行えばどうか?激しい抗議が殺到するだろう!!
建物自体が取り壊されるだろう。
ナチスドイツの戦犯はずっと追及されてきている。時効はない。裁判にもかけられる。ドイツの場合、国境が地続きで、証拠も結構残されたし、何といっても大量虐殺したユダヤ人からの反撃が強かった。
一方、日本は戦争に負けても、周りは海に囲まれていて、被害国と距離があったし、被害国が内戦状態だったり、混乱していたことも、追及の手が緩んだのかもしれない。アメリカとソ連の対立も大きい。
勿論日本でも、首相が靖国へ参拝すると韓国・中国政府が激しく抗議するが、建物は戦前と変わらずあるのだ。戊辰戦争以来、国事に殉死した軍人を祭ることは別として、あの侵略戦争の最高責任者に近い人々を軍神として祭るのは明らかにおかしいと私は思う!!そして、その神社に隣接する遊蹴館という建物にはあの戦争で使われた戦闘機や武器などが自慢げに飾られている。入口付近には「大東亜戦争はアジアの開放のための戦争だった」とか何とか書いてあった。東京裁判を批判したインドのパール判事の胸像もある。あの戦争を美化し肯定している。
何で、日本はあの戦争のことを反省しないのか?と思う。
この神社には、夏に多くの保守系(自民党・民主党)の議員も参拝している。
そして、今回問題になった航空自衛隊の論文審査をした論客たちもここを信奉している。
あの戦争で亡くなったアジアの被害者の霊(勿論他国の軍人・日本国内で亡くなった方も含めて)、加害者(日本人)の霊を祭り、戦争は二度としないという慰霊の施設はできないものかと思う!!
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